今年のメジャーリーグの注目の日本人の一人吉田正尚。
WBCでも大活躍し、その勝負強いパワフルで天才的な打棒を
期待されていたが、これまでは期待に応えられないでいた。
メジャー第1号を放ってから出場13試合ホームランは出ず、
21打席連続ノーヒットという期間を含め、
打率も1割台と苦戦していた。
メジャーの高い壁にぶつかったかと思われていたが、
この日、大爆発。
24日、ブルワーズ戦の8回に、13試合ぶりとなる勝ち越し2号ソロを放ち、
レッドソックスの猛攻で打者一巡し、満塁の場面で再び吉田に打席が回る。
その打席で、右翼2階席へ飛距離407フィート(約124メートル)の
特大3号グランドスラムを放った。
1イニング2本塁打は、
日本人メジャーとして初の快挙。
創設100年以上の歴史のあるレッドソックスでも
2008年のオルティス以来、史上5人目。
(他は、2002年のノマー・ガルシアパーラ、
1990年のエリス・バークス、1928年のビル・リーガン)
新人に限れば、伝説のジョー・ディマジオら史上4人目で61年ぶりの快挙。
さらに満塁弾を含むとなると、カートライト以来、なんと133年ぶり2人目の快挙。
10日間ほど前から壁を克服するため、
コーチとともにフォームを改善したことが実を結んだ吉田。
これからもマッチョマン吉田に期待!