長年にわたって最強の日本人投手として君臨してきたダルビッシュ有（パドレス）が金字塔を打ち立てた。
5/20（日本時間5/19）のブレーブス戦に先発登板し、7回99球を投げ2安打無失点9奪三振の好投で勝利投手となり、今季4勝目を挙げた。
この勝利で、野茂英雄氏、黒田博樹氏に続く日米通算200勝を達成した。
ダルビッシュ有 日本人史上3人目の日米通算200勝達成！
既に37歳のベテラン ダルビッシュは開幕当初は5試合連続で勝ち星がつかず、4月には負傷者リスト（IL）に入るなど苦しんだ。
しかし、4/30（日本時間5/1）のレッズ戦でようやく今季初勝利をあげると、そこから前回登板の5/13（同14日）のドジャース戦で、7回被安打2無失点の好投で3勝目をあげ、これで3連勝を挙げ波に乗る。
そして、5/20（同5/19）、ブレーブスで、7回までで毎回の9奪三振、自身25イニング連続無失点の記録も伸ばす圧巻のピッチングで日米通算200勝を達成した。
これまでに日米通算200勝を達成したのは、野茂英雄氏（通算201勝）と黒田博樹氏（同203勝）の2人だけ。ダルビッシュは偉大な二人に続く日本人史上3人目の偉業を達成。（NPBで93勝、MLBでは107勝）
【ダルビッシュ有が7回無失点9奪三振で日米通算200勝達成！】 パドレス vs ブレーブス 試合ハイライト MLB2024シーズン 5.20 - YouTube
ダルビッシュ有 アジア人MLB最多勝利記録トップ３
ダルビッシュの日米通算200勝の内、MLBの勝利数は107勝。これは、日本人最多勝の野茂（123勝）に次ぐ2位。
アジア人のMLB最多勝利記録は韓国の朴賛浩（パク・チャンホ、現在50歳）の124勝。ドジャーズ、レンジャーズ、パドレスなど、先発、中継ぎ合わせて124勝を上げた韓国の英雄。ちなみに日本の野茂英雄はすべて先発でMLB123勝を上げている。
日米通算200勝を達成した今、次の大記録はアジア人のMLB最多勝利記録の更新。
ダルビッシュが、朴（124勝）、野茂（123勝）にどこまで迫れるか。
ダルビッシュ有の現在の状況。
5/19に日米通算200勝を達成した後、2連敗（5/24、5/29）し、その時点までの成績を56.1イニングで4勝3敗、防御率3.20、53奪三振、15与四球とした。しかし、5/29（日本時間5/30）の登板で、マーリンズ戦を最後に左脚付け根（鼠蹊部（そけいぶ））を痛めて負傷者リスト（IL）入り。6/19に傘下1Aでリハビリ登板を行ったが、右肘の炎症が判明。さらに、7/6に、家族に関する個人的な事情で制限リストに入った。復帰時期は不透明で今シーズンの出場はないのではないかとさえ言われている。
ぜひ無事に復帰してまた活躍する姿を見たいですね。
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