「50-50(本塁打-盗塁)の大記録」が達成目前だった大谷翔平が9/19(日本時間9/20)マーリンズ戦で、歴史に残る大活躍をし、50-50を達成、さらには51-51など様々な記録を塗り替えました。
9/19のたった1日で大谷が達成した記録の数々を紹介します。
- 大谷 史上最高の試合で様々な記録を達成
- 大谷 記録① 50-50、51-51
- 大谷 記録② ドジャース球団史上 シーズン最多本塁打記録
- 大谷 記録③ メジャー史上初 先頭打者の1試合の最多打点記録
- 大谷 記録④ ドジャース球団史上 1試合の史上最多打点記録
- 大谷 記録⑤ 日本出身選手史上 シーズン最多打点記録
- 大谷 記録⑥ メジャー史上初 1試合「5安打&マルチ安打&マルチ盗塁」の記録
- 大谷 記録⑦ 自身の持つアジア人史上最多通算本塁打記録更新
- 大谷 記録⑧ 自身の持つDH(指名打者)シーズン最多本塁打記録更新
- 大谷 記録⑨ アジア人史上初、自身キャリア初のシーズン50本塁打
- 大谷 記録10 自身キャリア初のシーズン50盗塁
- 大谷 記録11 自身キャリア初の3打席連続ホームラン
- 大谷 記録12 自身キャリア初の10打点
- 大谷 記録13 日本出身選手の1試合最多安打記録更新、自身キャリア初の6安打
- 大谷 記録一覧(まとめ)
大谷 史上最高の試合で様々な記録を達成
これまで、残り10試合の時点で大谷は48本塁打・49盗塁とし、50-50までの前人未到の大記録へのカウントダウンが始まっていました。
9月19日のマーリンズ戦で1番・指名打者で先発出場。
いきなり1回にツーベースヒットで出塁したあと三塁への盗塁を決め遂に今シーズンの盗塁を50にしました。2回にもタイムリーヒットの後、盗塁し、盗塁を51に伸ばしました。これで50-50の記録達成まで残りは2本塁打。
すると、6回の第4打席に右中間スタンドの2階席まで届く飛距離133.5メートルの特大の49号ツーランホームランを打ちました。これで50-50の記録までいよいよあと本塁打1本。ついに前人未到の50-50という大記録にリーチをかけました。
普通なら活躍はここまでで明日以降に記録達成となるものですが、この日の大谷は神がかっていました。
7回、リーチをかけた後の次の打席で2打席連続の50号ツーランホームランで50-50の大記録を遂に達成。
9回には、3打席連続の51号スリーランホームランで前の打席で作った50-50の自身の記録を51-51まで更新してしまいました。
さらに、この日は、「6打数 6安打 3本塁打(3打席連続) 2盗塁 10打点」という歴史的な大活躍で、大谷が達成した記録は50-50だけでなくあらゆる記録まで達成してしまいました。
以下が大谷が1日で達成してしまった記録の数々です。
大谷 記録① 50-50、51-51
この1日で、3本のホームラン、2つの盗塁を決め、今シーズンの本塁打を51本、盗塁の数を51まで伸ばし、1シーズンで本塁打50本&50盗塁以上を達成。メジャーリーグ史上初の50-50という大記録を達成しました。
大谷以前の最高記録はアレックス・ロドリゲスの42-42が最高。
大谷は、8/30に43-43を達成し記録更新すると、自身の記録を1ヶ月足らずで51-51まで記録を伸ばしました。
大谷 記録② ドジャース球団史上 シーズン最多本塁打記録
これまでの本塁打のドジャース球団記録はショーン・グリーンの49本塁打(2001年)。大谷は3本塁打を放ち、最多記録に並んだかと思うと一気に突き放し球団記録を51本塁打まで更新した。
ドジャースの歴史は1884年に始まる。
大谷はドジャースに移籍した1年目に140年の歴史があるドジャースの記録を塗り替えた。
大谷 記録③ メジャー史上初 先頭打者の1試合の最多打点記録
この日、大谷が挙げた10打点(タイムリー(1点)、タイムリー(2点)、ツーランホームラン(2点)、ツーランホームラン(2点)、スリーランホームラン(3点))は、米投球分析エージェント「コディファイ」の公式Xによると、リードオフ打者が1試合で8打点以上を挙げたのはメジャー史上初の記録。
大谷 記録④ ドジャース球団史上 1試合の史上最多打点記録
1試合10打点は、ドジャースの球団史上最多記録でメジャーでは打点が公式記録となった1920年以降では16人目。
大谷 記録⑤ 日本出身選手史上 シーズン最多打点記録
大谷は、この日の10打点で今季120打点とし、05年の松井秀喜(当時ヤンキース)の116打点を一気に上回って日本出身選手史上最多記録となった。
大谷 記録⑥ メジャー史上初 1試合「5安打&マルチ安打&マルチ盗塁」の記録
大谷が1試合で「3本塁打、2二塁打、1単打、2盗塁」を記録した。「1試合に5本以上の長打とマルチ盗塁」は1901年以降では史上初の記録。さらに、「1試合に5安打以上、マルチ本塁打、マルチ盗塁」も初めての記録。
大谷 記録⑦ 自身の持つアジア人史上最多通算本塁打記録更新
9/17(日本時間9/18)に48号ホームランを放ち、メジャー通算本塁打を219本とし、韓国出身のチュ・シンス(秋信守)(218本)を抜いてアジア出身者最多本塁打記録を更新。9/19の3本塁打で、メジャー通算本塁打を222本として、自身の記録をさらに更新した。
大谷 記録⑧ 自身の持つDH(指名打者)シーズン最多本塁打記録更新
9/17(日本時間9/18)に48号ホームランを放ち、アジア出身者最多本塁打記録を更新の他、2006年のデビッド・オルティス(47本)を抜き、DH(指名打者)としてのシーズン最多本塁打も更新した。
9/19の3本塁打で、DHでのシーズン51本として、自身の記録をさらに更新した。
大谷 記録⑨ アジア人史上初、自身キャリア初のシーズン50本塁打
これまで大谷の本塁打のキャリアハイは、2021年の46本塁打。
今季51本塁打とし、キャリアハイとし、アジア人史上でも初めて50本塁打を達成。
日本人が50本塁打を達成することなど想像もつかなかったが、大谷が見事に達成した。
ちなみに、今季、2位はオズナの38本で、2位に13本差をつけていて今年もホームランランキングを独走している。
大谷 記録10 自身キャリア初のシーズン50盗塁
大谷のこれまでの盗塁記録のキャリアハイは、2021年の26盗塁。
この日51盗塁として、自身の記録を大幅に更新した。
日本選手のシーズン50盗塁は、56個で盗塁のタイトルを獲得した2001年のイチロー(当時マリナーズ)以来2人目の快挙。
大谷 記録11 自身キャリア初の3打席連続ホームラン
大谷はこれまでのキャリアで2打席連続ホームランは複数回あるが、3打席連続ホームランはなかった。キャリア7年目でついにキャリア初の3打席連続ホームランを達成した。
大谷 記録12 自身キャリア初の10打点
大谷の1試合の打点のキャリアハイは、2022年6月22日の8打点。これは当時の日本人メジャーリーガー史上最多記録。
またこの日は、大谷が2本塁打8打点を挙げたのにエンゼルスが破れ、2022年シーズンワーストのなおエ(なおエンゼルスは敗れました)と言われました。さらには、史上初めて1920年に打点が公式記録になって以来、メジャー史上初めて8打点を記録した打者がいるチームが一度もリードを奪えなかったという不名誉な記録となりました。
しかし、2024年9月19日のキャリアハイの10打点は、自らの日本人メジャーリーガー史上最多記録も更新し、ドジャースも20-4で大勝しました。
大谷 記録13 日本出身選手の1試合最多安打記録更新、自身キャリア初の6安打
大谷の1試合の安打のキャリアハイは、4安打。日本人メジャーリーガーの最高は5安打で、イチローが7度マークするなど他に5選手がいた。
この日本人最多記録も大谷がキャリアハイの6安打で塗り替えた。
大谷 記録一覧(まとめ)
大谷のこの日の大記録を一覧でまとめました。
2024年9月19日、大谷は歴史的大活躍でメジャー史上初の前人未到の50-50を達成し、数々の記録をも更新し、チームも20点で大勝。そして、チームのポストシーズン進出が確定しました。大谷翔平は、念願のポストシーズンに初めて出場することになります。
残り9試合(9/19終了時点)で個人記録の更新も楽しみですが、50-50の前人未到の大記録を達成した今、次はポストシーズンでの大谷選手の大活躍を大いに期待しましょう。
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