2024年のMLB(メジャーリーグ)ワールドシリーズが10月25日(日本時間26日)から行われました。今年のワールドシリーズは、実に43年ぶり(1981年以来)のヤンキース対ドジャースという東西の超人気&名門球団対決が実現。
ドジャース移籍1年目の大谷翔平が悲願のポストシーズン&ワールドシリーズに出場し、大谷がポストシーズンでどれほど活躍するのか日本中そして全米が注目しましたね。両リーグで50本塁打(大谷翔平、アーロン・ジャッジ)を打った選手が所属するチームがワールドシリーズでぶつかることも史上初。
この43年ぶりというドジャース対ヤンキースの世紀の一戦を振り返ってみます。
ドジャース対ヤンキース ワールドシリーズ第1戦 結果
10月25日(日本時間26日)、ドジャースタジアムで第1戦が行われました。
先発投手は、ヤンキースはエースのコール、ドジャースはフラーティー。
5回裏、6番テオスカー・ヘルナンデスがスリーベースを放ち、スミスの犠牲フライでまずドジャースが先制。
続く 6回表、すかさずヤンキースは4番リーグ優勝決定シリーズMVPのスタントンのツーランホームランで逆転に成功。
しかし、8回裏ドジャースは、1番大谷翔平のツーベースヒット、さらに悪送球で3塁まで進塁すると、続く2番ベッツの犠牲フライで同点に追いつき、試合は延長へ突入。
その10回表、ヤンキースが1点を取り、3-2とリードし第1戦の勝利へと近付く。
その裏、8番ラックスが四球、9番エドマンがヒットで、ワンアウト1、2塁で打席は大谷に回ってくる。
スーパースターには最高の場面で回ってくるもの。しかし、大谷対策の左投げのコルテスに大谷はレフトファウルフライに倒れる。
続くベッツは申告敬遠で、ツーアウト満塁となり、左投手有利の左のフリーマンに回ってくる。
その初球をフリーマンが狙い澄ました一振りでライトスタンドへ。なんと逆転サヨナラ満塁ホームランで、6-3でドジャースの逆転勝利。
ドジャースが第1戦を獲りました。
ドジャース大谷翔平は「1番DH」でスタメン出場し、5打数1安打。
貴重な同点に繋がるツーベースを放つ。
ドジャース対ヤンキース ワールドシリーズ第2戦 結果
10月26日(日本時間27日)、ドジャースタジアムで第2戦が行われました。
第1戦を勝利したドジャースが連勝なるか。
ドジャースの先発投手はワールドシリーズ初登板の山本由伸、ヤンキースはロドン。
2回裏、5番エドマンが先制ソロホームラン。
3回表、安定したピッチングを続けていた山本由伸が、2番ソトにソロホームランを放たれ、同点に追いつかれる。
しかし、続く3回裏、この日3番に打順が上がったテオスカー・ヘルナンデスがツーランホームラン、続くフリーマンが2者連続&2試合連続のホームランで4-1にリードを広げ、難敵ロドンを攻略。
山本は6回1/3をしっかり1安打に抑え、盤石の中継ぎ陣が抑え、9回はトライネンが1点を取られるが抑え切り、4-2でドジャースが連勝。
ワールドシリーズでの勝利は、日本人史上、松坂以外二人目の快挙となりました。
ドジャース大谷翔平は「1番DH」でスタメン出場し、3打数0安打1四球。
四球のあと、上位打線でこの日唯一ヒットを打っていない焦りからか責任感からか盗塁を試みるも、失敗し、その際、左肩を痛め(亜脱臼)欠場となり、ドジャースに暗雲がたちこめました。
ドジャース対ヤンキース ワールドシリーズ第3戦 結果
移動日を1日挟んで、10月28日(日本時間29日)、ヤンキースタジアムで第3戦が行われました。
第2戦で怪我をしたチーム主砲の大谷が出場できるかが第3戦の注目の一つでしたが、怪我は軽症だったようで大谷はスタメン出場。
ドジャースの先発投手はビューラー、ヤンキースはシュミット。
1回ドジャースの攻撃、大谷が四球に出ると、3番フリーマンがなんと3戦連発(ブレーブス時代の記録から数えると5戦連発)となるツーランホームランで幸先良く先制。
3回ベッツのタイムリーヒット、6回ラックスのタイムリーヒットで、4-0とリードを広げる。
ヤンキースは、1回、3回、4回、6回、7回、8回と再三ランナーを出すが、あと一歩で得点に結びつかない。このまま4-0でドジャースの完封勝利かと思われた9回裏、観客の多くがストレスと諦めで球場を去ったあと、バードゥーゴがツーランホームランで一矢報いるが、反撃はここまで。
4-2でドジャースが3連勝(3勝0敗)し、ワールドシリーズ優勝へ早くも王手をかけた。
フリーマンはブレーブス時代の21年ワールドシリーズでも第5、6戦で本塁打を放っていて、これで年をまたいで5試合連続アーチ中。
このワールドシリーズ「5試合連続本塁打」は、ブルージェイズのスプリンガーがアストロズ時代の17、19年にマークした数字に並ぶメジャー史上最長タイ記録となった。
ドジャース大谷翔平は「1番DH」でスタメン出場し、3打数0安打2四死球。
四球でフリーマンのツーランで先制得点に貢献。相手チームの徹底マークと怪我の影響でかなり厳しい状態のようですが、いるだけで投手にプレッシャーを与え、続くベッツ、フリーマンには好影響があるようです。
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