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MLB(メジャーリーグ) ワールドシリーズ2025 結果・歴史的な記録

MLB(メジャーリーグ) ワールドシリーズ2025 結果・歴史的な記録

MLB(メジャーリーグ) ワールドシリーズ2025 結果・歴史的な記録

 

MLB(メジャーリーグ)の頂上決戦「ワールドシリーズ2025」がついに終幕。
今年のワールドシリーズは近年類を見ない記録づくめの歴史的なシリーズとなり、大いに盛り上がりましたね。

金満球団とも揶揄される程のスーパースター集団「ドジャース」と昨年最下位からア・リーグ王者となった若い選手で構成された「ブルージェイズ」との対照的な戦い。しかし、実力はまさに拮抗していて、第7戦の最後の最後までどちらが勝つかわからないくらい緊迫した壮絶なシリーズとなりました。

山本由伸、大谷翔平、佐々木朗希という日本人選手が世界一のチームで主力となっていることも日本人のドジャースファンにとっては大いに楽しく誇らしかったと思います。

この大いに盛り上がった伝説的なワールドシリーズ2025の結果と歴史的な記録をまとめてみました。

 

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ワールドシリーズ2025の第1戦 結果・記録まとめ

第1戦 2025年10月25日(土)/トロント

ドジャース有利の前評判で始まったワールドシリーズ。
先発はドジャースはサイ・ヤング賞2度の左のエース スネル、ブルージェイズは9月デビューでPS大活躍の脅威の新人 イェサベージ。

ドジャースが先制したものの、スネルの制球力が乱れ、6回にリーグ屈指の強力打線のブルージェイズの打者が襲いかかり、一挙 9点の大爆発。
その中で 満塁のチャンスで代打で出場したバージャーがワールドシリーズ史上初の「代打グランドスラム」を放った。
ドジャースは、まさかのポストシーズン絶好調のスネルで初戦を落とす。

○ブルージェイズ 11ー4 ドジャース

■第1戦の歴史的な記録

バージャーが代打満塁ホームラン
代打が満塁本塁打を放ったのは、ワールドシーズン史上初

ワールドシリーズ2025の第1戦 結果

ワールドシリーズ2025の第1戦 結果

 

ワールドシリーズ2025の第2戦 結果・記録まとめ

第2戦 2025年10月26日(日)/トロント

ブルージェイズのすごい勢いをドジャースが止められるかが鍵の第二戦。
ドジャースはエース 山本由伸が初戦のスネル敗北ショックのプレッシャーに立ち向かう。ブルージェイズは、こちらもエースのゴーズマン。

両エースの投げ合いの中、7回にドジャースがガウスマンからスミス、マンシーがソロホームランを放ち、3-1となり、ガウスマンは降板。

ドジャースの日本人右腕 山本由伸は脅威的な球数の少なさでまさかの2戦連続で、9回のマウンドへ。そして、9回もきっちり3人で抑え ドジャースが勝利。

山本は、4安打・8奪三振・無四球の完投勝利。前回のポストシーズンの完投に続き、2試合連続の完投となった。
球数制限などがあり、完投することがほとんど見られなくなった近代野球で2試合連続完投は歴史的な快挙だった。ワールドシリーズでの投手の完投は、2015年以来の10年ぶり。2試合連続完投は24年ぶり。
この山本の歴史的な快投でブルージェイズに傾いた流れをドジャースが取り戻した。


○ドジャース 5ー1 ブルージェイズ

■第2戦の歴史的な記録

山本が完投勝利(1失点)
ポストシーズンでの2試合連続完投は2001年のカート・シリング以来、24年ぶりの快挙
ドジャース球団投手では1988年ハーシュハイザー以来の2戦連続完投、37年ぶりの快挙

 

ワールドシリーズ2025の第2戦 結果

ワールドシリーズ2025の第2戦 結果


ワールドシリーズ2025の第3戦 結果・記録まとめ

第3戦 2025年10月28日(火)/ロサンゼルス

1勝1敗で、舞台はドジャースの本拠地ロサンゼルスへ。
先発はドジャース最強先発投手の1人 グラスノー、ブルージェイズはサイ・ヤング賞3回のレジェンド投手 シャーザー。

この日は、大谷翔平が大爆発。3回に先制ソロホームランを放つと、その後も打つわ打つわの大活躍で、7回には2本目のホームランを放つ。同点に追いつく値千金の同点ホームランだった。
2本塁打2二塁打と4打数4安打。全て長打というワールドシリーズ初の大活躍。
しかし、この試合は、ここで終わらなかった。

同点のまま延長に入ると、延長18回まで両者譲らず、まさに総力戦の死闘となる。
2日前に完投した山本が19回のマウンドに上がるべくブルペンで肩を作るチームへの献身的な姿は野球ファンの胸を打った。

そんな異常事態の中、18回裏にフリーマンがついにサヨナラホームランを放ち、大谷の歴史的な活躍が昔のことのようにも感じられた程の長い長い一戦に終止符。
フリーマンは試合後、「山本に投げさせてはいけない」と語った。
ワールドシリーズ史上でも記憶にも記録にも残る伝説的な一戦となった。


○ドジャース 6ー5 ブルージェイズ

■第3戦の歴史的な記録

延長18回、6時間39分の試合
延長18回での決着は2018年のワールドシリーズ第3戦(ドジャース―レッドソックス)に並ぶ最長記録タイ
試合時間6時間39分は同試合の7時間20分に次ぐワールドシリーズ史上2番目の記録

大谷翔平4打数4安打4敬遠1四球で、全9回出塁(2本塁打・2二塁打・5四球)
4打数4長打は、ワールドシリーズ史上初
9回出塁も、ワールドシリーズ史上初
ワールドシリーズ歴史上史上最高の個人パフォーマンスと称賛された。

ワールドシリーズ2025の第3戦 結果

ワールドシリーズ2025の第3戦 結果

 

ワールドシリーズ2025の第4戦 結果・記録まとめ

第4戦 2025年10月29日(水)/ロサンゼルス

大谷翔平がついにワールドシリーズに二刀流でマウンドに立つ。全世界が注目の一戦。
ブルージェイズは、サイ・ヤング賞1回のビーバー。

いきなり初回、キケ・ヘルナンデスのファインプレーで大谷は最初のアウトを奪い、ドジャースペースになりそうな予感。
しかし、先制点をもらった3回表、大谷は元ホームランレースのライバル ブルージェイズの主砲ゲレーロJr.に痛恨の逆転ツーランを浴びる。
その後、4者連続奪三振を奪い2失点に抑えるなど流石のピッチングを続けていたが、18回延長明けの登板、さすがに疲れが来て、7回途中、ランナーを2人残して無念の降板し、ブルペンが打たれ、6-2でドジャースが敗北。ブルージェイズが2-2に戻す。


○ブルージェイズ 6ー2 ドジャース

■第4戦の歴史的な記録

大谷翔平がワールドシリーズで二刀流として出場
史上初ではないが、極めて異例

ワールドシリーズ2025の第4戦 結果

ワールドシリーズ2025の第4戦 結果

 

ワールドシリーズ2025の第5戦 結果・記録まとめ

第5戦 2025年10月30日(木)/ロサンゼルス

初戦で負けた左のエース スネルが再登場。相手は初戦と同じ脅威の新人イェサベッジ。

スネルがまたしても初回から苦戦する。試合冒頭でブルージェイズが シュナイダー、ゲレロJr.と、先頭打者からの二者連続本塁打を記録していきなり2点先制されてしまう。

対して、イェサベッジはまたもや凄まじい快投で、なんとドジャースから12奪三振を奪い、ブルージェイズに勝利を呼び込んだ。
スネルが痛恨の2連敗で、ブルージェイズが3-2として再びリードして王手とした。
決戦の地はブルージェイズのホーム トロントへ。


○ブルージェイズ 6ー1 ドジャース

■第5戦の歴史的な記録

試合冒頭でブルージェイズが 先頭打者からの二者連続本塁打 を記録
ワールドシリーズ史上初

9月にデビューしたばかりの新人22歳のブルージェイズ先発投手イェサベッジが12奪三振、無四球
ルーキー投手の12奪三振はワールドシーズン史上最多
(1949年第1戦のドジャースのドン・ニューカムによる11個で、76年ぶり記録更新)
12奪三振&無四球は、ワールドシーズン史上初
22歳と93日でのワールドシーズンで2桁奪三振は史上最年少記録

ワールドシリーズ2025の第5戦 結果

ワールドシリーズ2025の第5戦 結果

 

ワールドシリーズ2025の第6戦 結果・記録まとめ

第6戦 2025年11月1日(土)/ロサンゼルス

負けたら敗北の絶体絶命の試合のマウンドに立ったのは、“ストッパー”である山本由伸。
山本は相変わらず安定した投球を繰り広げる。
ブルジェイズのエース ガウスマンも素晴らしい奪三振ショーで、2回まで両者譲らぬ投手戦の様相だったが、3回にガウスマンにドジャース打線が襲い掛かり、3点を先制。

山本由伸は、3戦連続完投はさすがにならなかったが、6回1失点の好投、その後、
ロブレフスキー、佐々木、スネルと、3人でなんとかブルージェイズを0点に抑え、
ドジャースがシリーズを3-3に戻し、第7戦に望みを繋いだ。


○ドジャース 3ー1 ブルージェイズ

■第6戦の歴史的な記録

ワールドシリーズ2025の第6戦 結果

ワールドシリーズ2025の第6戦 結果

ワールドシリーズ2025の第7戦 結果・記録まとめ

第7戦 2025年11月2日(日)/ロサンゼルス

最終決戦。

ドジャースの最終戦での先発を任されたのは、大谷翔平。
中三日での登板だったが、スネル、山本が投げられない中、最後の運命を託せる先発は大谷しかいなかったろう。
しかし、さすがに疲れが溜まっていてか初回から制球が定まらず、3回に手負いのビシェットに痛恨のスリーランホームたんをバックスクリーンに打ち込まれ、0-3とブルージェイズに先制されてしまう。

対して、ブルージェイズはベテランシャーザーが5回途中まで1失点の好投。
ブルージェイズは攻守連発で、どんどん流れを引き寄せていく。ドジャースは常にビハインドでチャンスでなかなか連打が出ない。ドジャースにとって嫌なムードが漂い、ブルージェイズのホームとあってブルージェイズがシリーズを制すムードが下位を増すごとに色濃くなっていった。
6回エドマンの犠牲フライで1点差とするも、その裏、ブルージェイズも得点し、4-2とし、リードを2点差に広げる。

しかし、8回に、マンシーが1点差となるソロホームランで再び1点差とし、運命の9回表、4-3で一点ビハインドのドジャースの攻撃、なんとこの絶体絶命でチームリーダーのベテラン ロハスが値千金の同点ソロホームランでついにブルージェイズに追いつく。
ドジャースの危機はまだまだ続く。9回裏、ホームラン1本でも出ればサヨナラ負けのシーン。
スネルがヒットと四球で1、2塁として、ロバーツ監督が運命を託したのは、なんと昨日登板した山本由伸だった。
試合前、投手は全員準備と言われていた中、山本だけは除くとされていた、その山本が登板した。しかし、救えるのは山本しかしなかった。
その山本は、9回のピンチを見事に0点に抑えると、10回、11回となんと2回も下位をまたぐ神救援を見せる。

11回スミスがソロホームランで、この試合初めてリードすると、11回裏、山本が見事なピッチングで抑え、元レッドソックスの上原以外に日本人2人目のワールドシリーズ胴上げ投手となる。

山本由伸の歴史的な大活躍などで、ドジャースが球団史上初のワールドシリーズ連覇を達成した。


○ドジャース 5ー4 ブルージェイズ

■第7戦の歴史的な記録

ワールドシリーズ2連覇
今世紀初/1998~2000年に3連覇したヤンキース以来25年ぶり
ドジャース球団では史上初

山本由伸がワールドシリーズ3勝(全て敵地)
2001年のランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)以来、24年ぶり
同一シリーズで敵地で3勝するのは史上初
WS第6戦、第7戦で勝利投手となったのは1925年のレイ・クレマー(パイレーツ)、1946年のハリー・ブレッチーン(カージナルス)、2001年のジョンソンに次いで史上4人目


ワールドシリーズ2025の第7戦 結果

ワールドシリーズ2025の第7戦 結果

今年のワールドシリーズは、歴史的な試合の連続、実力伯仲、紙一重の総力戦、史上最高の日本人トリオ、MVP山本由伸、二刀流大谷翔平、ゲレーロJr.や脅威の新人イェサベッジなどなど、今年のワールドシリーズは歴史的な素晴らしいシリーズとなりました。

結果は、ドジャースが見事2連覇を達成しましたが、ブルージェイズも素晴らしいチームでした。
ブルージェイズはまだ若いチーム。来年以降もポストシーズンの常連になっていくことが大いに期待できます。
そして、ドジャースは来年、3連覇を達成できるのか、そして、大谷、山本、佐々木の日本人トリオのさらなる活躍と、来年が今から楽しみでなりません。

 

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