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ドジャースの歴代日本人選手(投手)まとめ

ドジャース日本人投手

今季ドジャースに大谷翔平と山本由伸が加入しました。

アメリカ西海岸のロサンゼルスにあるドジャースには、気候が日本と似ていて、資金力もあり、大人気球団であるため、野茂英雄始め多くの日本人選手が海を渡りドジャースに入団しました。

今回は、そんなドジャースに在籍していた歴代の日本人選手(投手)を紹介します。

また、ドジャースの新たな日本人投手 山本由伸はメジャー1年目に歴代のドジャース日本人選手の活躍を越せるかどうかも予測したいと思います。

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ドジャースの歴代日本人選手(投手)

野茂英雄

一人目は、言わずとしれた日本人メジャーリーガーのパイオニア野茂英雄。

ドジャースの日本人投手といえば、野茂英雄が真っ先に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。野茂の逸話などを以下にまとめました。
  • 当時不可能と思われたメジャーの壁をこじ開けた日本人メジャーリーガーのパイオニア。
  • ストライキでメジャーリーグが人気低迷に陥っている時に日本から来た野茂が活躍しメジャーリーグ人気を救った救世主。
  • 熱狂的なファン「ノモマニア」を生み出しアメリカで社会現象になった。
  • 両リーグでノーヒット・ノーラン達成(サイ・ヤング、ジム・バニング、ノーラン・ライアンに次ぐメジャー史上4人目の快挙)

石井一久

ヤクルトスワローズの人気者石井一久がドジャースに入団した二人目の投手。

  • ビュー戦10奪三振はペドロ・アスタシオと並ぶチーム最多タイ記録
  • ビュー1年目に開幕から6連勝
  • 奇しくも後の大谷翔平と同じ背番号17
  • 背番号だけでなく、デビュー1年目のスプリングトレーニングで大乱調も、公式戦1戦目で6回2安打に抑える好投をして周囲の評価を一変させたことも大谷と同じ。
     

木田優夫


元読売ジャイアンツ→オリックスの木田は1998年のオフにデトロイト・タイガースとメジャー契約(8人目の日本人メジャーリーガー)を結び、その3年後、オリックスに復帰し、さらにその3年後に今度はドジャースと契約。ドジャースと契約したのは日本復帰を挟んで2度目のメジャー契約という珍しいパターンだった。

  • ドジャースとは日本復帰を挟んで2度目のメジャー契約
  • ドジャース1年目は3月に交通事故により全治6週間の重傷を負い、8月にメジャーに昇格

黒田博樹


元広島カープの広島の英雄・黒田博樹。ドジャースでデビューし2球団目のヤンキースでも鉄人ぶり&抜群の安定感を誇った投手。

  • 2年目は、野茂英雄松坂大輔に次いで日本人史上3人目の開幕投手
  • ドジャース~ヤンキース時代にかけて5年連続二桁勝利

前田健太

 

黒田博樹に続き広島から二人目のメジャーリーガー、「マエケン」こと前田健太。日本で投手3冠など数々の実績を挙げた投手。

  • メジャー1年目はデビューから14.2回連続無失点記録&日本人投手7人目となるMLB1年目での2桁勝利(16勝)

  • プレーオフ~ワールドシリーズで中継ぎとして7試合連続無失点と活躍

  • 2年連続ワールドシリーズで登板した日本人選手
  • 投手ながら打撃面も優れていて、ドジャースで1本塁打している。

ダルビッシュ有

 

言わずと知れた現役最強日本人投手の一人。ドジャースはデビューしたレンジャーズの次にトレード移籍したメジャー二球団目。

  • メジャー通算勝ち星は野茂に次ぐ2位
  • メジャー通算奪三振数は、野茂を超えて日本人史上1位
  • ドジャース時代の2017年、当時MLB史上最速となる128試合目・812投球回で通算1000奪三振を達成
  • 2020年(短縮シーズン)に日本人唯一の最多勝タイトル獲得

  

山本由伸


※数字は4/11時点

今年、メジャー投手史上最高額の契約金
12年総額3億2500万ドル(約465億円)でドジャースに加入した山本由伸。

果たして、その契約金額通りに、ドジャースでの日本人投手の礎を作ってくれた先人達を超える活躍ができるかに注目です。

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あるメジャーリーグ関連のメディアは、「身長が180cmに満たない投手はメジャーでは成功できない」というデータがあることから、身長177cmの山本はメジャーでは成功できないのではないかと懸念材料に挙げています。
『MLB.jp』2023年11月10日配信記事によると、以下の通り。
『今季10試合以上に先発した189人の投手のうち、身長が5フィート10インチ(=約178cm)以下の投手はマーカス・ストローマンとソニー・グレイの2人しかいなかった。189人中100人以上の投手が身長6フィート3インチ(=約190cm)以上である』

確かにこの記事にも取り上げたこれまでのドジャースの日本人投手もみな185cm以上の大柄な投手ばかりでした。
しかし、過去に、サイ・ヤング賞3回(1997年、1999年、2000年)のペドロ・マルティネス、サイ・ヤング賞2回(2008年、2009年)のティム・リンスカムともに身長180センチ。成功者は少ないですが、小柄ながらメジャーの世界で活躍した大投手は存在しています。

 

アメリカのファングラフスの成績予想システムによると、山本由伸の今季予想成績は、

14勝7敗、防御率3.63

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決して悪くない成績です。
山本由伸は、日本では3年連続沢村賞&投手4冠という日本史上最強クラスのすごい投手。ぜひ今年大活躍してメジャー関係者の良くない声を吹き飛ばしてもらいたいですね。

 

歴代日本人投手のドジャースでの1年目の成績

歴代日本人投手のドジャースでの1年目成績

さすがレジェンド野茂英雄の1年目の防御率は素晴らしいですね。勝ち星は前田健太の16勝がトップ。

これまでの歴代の日本人投手を振り返ると、ドジャースでデビューした日本人投手は野茂以降、全員成功しています。

彼ら先輩と同等以上の実績を日本で残してきた山本由伸ももちろん、メジャー1年目の今季、好成績を残せると思われます。

ただ、メジャー投手史上最高額の契約金ですから、それ以上の活躍を当然期待されるでしょう。日本人投手の野茂英雄、石井一久、黒田博樹、前田健太の成績はクリアしてサイヤング賞候補上位に挙がるくらいの活躍ができるかどうか…とにかく山本由伸に大注目です。

 

以上ドジャースの歴代の日本人選手(投手)まとめでした。

ちなみに野手は、中村紀洋(2005年)、筒香嘉智(2021年)と大谷翔平(2024年~)。機会があれば取り上げてみたいと思います。

皆さんのドジャースの好きな日本人選手をコメントで教えてもらえれば嬉しいです!

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