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エンゼルス 大谷翔平 7月の成績・記録

エンゼルス 大谷翔平 7月の成績・記録

エンゼルス 大谷翔平は、史上最高の6月を終えた7月も好調を維持した。
急失速した2021年と比べて勢いはそれほど落ちず、見事に2ヶ月連続月間MVPを獲得。
個人タイトルとしてはホームラン王、シーズンMVPがほぼ確実になってきた。

 

2021年以来(のデータで)平均一塁到達スピードが速いホームラン打者1位

2021年以来(のデータで)平均一塁到達スピードが速いホームラン打者1位

エンジェルス 大谷翔平は、6/29(日本時間6/30)に29号ホームランを放った。
この時点において、米野球データ分析会社「Codify」によると、
大谷「2021年以来(のデータで)平均一塁到達スピードが速いホームラン打者トップ10」入りし、大谷は、見事1位に輝いた。

左打者有利で、全力プレーなどのプレースタイルにもよるが、
2位以下をダントツで引き離した数値からも、近年のホームラン打者の中では圧倒的なスピードを誇ると言っていいだろう。

 

月間MVP3度、週間MVP6度はともに日本選手最多

月間MVP3度、週間MVP6度はともに日本選手最多

 

エンジェルス 大谷翔平が、7/3(日本時間7/4)、6月の月間最優秀選手と週間最優秀選手(MVP)をW受賞した。

 

大谷は6月、27試合出場し、日本選手と球団の月間最多記録となる15本塁打を放った。
6月の月間15発は1930年ベーブ・ルース、1934年ロブ・ジョンソン、1961年ロジャー・マリスに次いでア・リーグ4人目。
月間29打点は2003年6月の松井秀喜に並んで日本選手最多。
104打数41安打の打率.394、本塁打15本と好成績をマークした。
月間MVPは2021年6、7月に次いで自身3度目の受賞となった。
歴代の日本選手では野茂英雄伊良部秀輝の両投手がともに2度受賞で、大谷の3度目の受賞は日本選手最多となった。

 

また、週間MVPは今季2度目の受賞、自身6度目の受賞となった。
歴代の日本選手では、イチローの5度と先月の受賞で並んでいたが、今回の受賞でイチローを抜いて日本選手最多6度目の受賞となった。
6/26(同6/27)からの7試合で24打数10安打の打率.417、6本塁打、7打点。出塁率.533、長打率1.250、OPS1.783と好成績をマークした。

 

前半戦に100安打&30本塁打&5盗塁は、MLB史上2人目

前半戦に100安打&30本塁打&5盗塁は、MLB史上2人目

大谷は、7/7(日本時間7/8)、 今季100安打を放った。
前半戦に100安打、30本塁打、5盗塁」を達成したメジャー史上2人目の選手となった。
大谷が達成するまでMLB史上唯一人の選手だったのは、『史上最高の外野手』とも謳われる1952年ジャイアンツのウィリー・メイズ。
同年、メイズは前半戦に103安打、31本塁打、6盗塁をマークした。

 

100安打&100奪三振は自身通算3度目は、MLB史上最多記録

前半戦に100安打&30本塁打&5盗塁は、MLB史上2人目

大谷が7/7(日本時間7/8)に今季100安打を放ったこの日、他にも偉大な記録が生まれた。
大谷は、キャリアで100安打&100奪三振をマークしたシーズンは通算3度(2021年、2022年、2023年)。これはアドニス・テリーの記録2回(1887年、1890年)を抜き、MLB史上最多となった。
実に133年ぶりの新記録となった。

 

チームの開幕から100試合以内に、35本以上のホームランと7本以上の三塁打を打った選手はMLB史上4人目

チームの開幕から100試合以内に、35本以上のホームランと7本以上の三塁打を打った選手はMLB史上4人目

大谷が7/18(日本時間7/19)今季7本目の三塁打を放ち、本塁打に続き、三塁打でも再び単独トップに立った。
チームの開幕から96試合目だった。


本塁打を放つホームランバッターが、基本的に足の速さが必要な三塁打を量産するのも並大抵の能力でなく、チームの開幕から100試合以内に、35本以上のホームランと7本以上の三塁打を打った選手は、MLB史上、ベーブ・ルースルー・ゲーリッグ、ジミー・フォックスに続き、大谷が4人目で、大谷以外の3人は1930年代を代表する伝説的な強打者であり、大谷は3人のレジェンドと当記録上では肩を並べた。

 

チームが100試合を終えた時点で、ルースは、1920年が36本塁打と8三塁打1921年が41本塁打と9三塁打、1928年は41本塁打と7三塁打を記録。
ゲーリッグは、1927年に35本塁打と12三塁打。フォックスは、1932年に41本塁打と7三塁打

3人目のフォックスから90年の時を経て4人目となる大谷が達成。
ルース、ゲーリッグ、フォックスは、いずれも殿堂入りしている。

 

 

大谷翔平の7月の成績。
投手として、4試合で2勝2敗、防御率4.97、15失点
打者として打率.282、9本塁打、21打点、出塁率.447、長打率.705、OPS.1.152


6月ほどではないが、7月もまずまず好調を維持した大谷。
ポストシーズン進出をかけてより熾烈な争いとなり、強打者の大谷には四球が増えることも予想される8月以降の熱い戦い。
残り2ヶ月、この先、大谷とエンジェルスがどんなドラマを見せてくれるか要注目!