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エンゼルス 大谷翔平 8月の成績・記録

エンゼルス 大谷翔平 8月の成績・記録

エンゼルス 大谷翔平の8月は、7月より成績は落ちたもののシーズンを通しての偉大な記録を数多く残した。

 

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通算7度目の受賞、自身の持つ日本選手最多を更新

通算7度目の受賞、自身の持つ日本選手最多を更新



メジャーリーグ機構(MLB)が7月31日(日本時間8月1日)、週間最優秀選手(MVP)を発表し、ア・リーグエンゼルス大谷翔平投手が月24日から30日までの週間MVPで2週連続の今季3度目の選出を果たした。
大谷が週間最優秀選手を獲得するのは通算7度目で、自身の持つ日本選手最多を更新した。
2位は通算5度のイチロー。大谷はレジェンドのイチローに、メジャーキャリア6年で早くも2度の差を付けた。

 

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打・投・走で大活躍

打&走で114試合で40本塁打&15盗塁はメジャー史上最速

 

エンジェルス 大谷翔平は、投・打・走の全てで大活躍した。

①【投】8/3、メジャーデビューから84試合で600奪三振はメジャー史上8人目のスピード記録。

 大谷翔平は、8/3(日本時間8/4)、「2番・投手兼DH」のリアル二刀流で出場。
先発投手で4回を3安打無失点も、球団発表によれば右手と指のけいれんのため降板し、勝敗はつかなかった。
この日4Kを加え、メジャー通算601K。
「デビューから84試合で600奪三振」は、メジャー史上8人目のスピード記録となった。

 

◆デビューから84試合で600奪三振以上をマークした選手ランキング

1 ダルビッシュ有 (2012年~) 687
2 ワイト・グッデン 1984年~2000年)  645
3 シェーン・ビーバー (2018年~) 642
4 野茂 英雄 (1995年~2008年) 633
5 ティム・リンスカム (2007年~2016年) 629
6 マーク・プライア― (2002年~2006年) 626
7 ケリー・ウッド (1985年~2012年) 625
8 大谷 翔平 (2018年~) 601

往年の奪三振王達の中、大谷が堂々ランクイン。

 

②【打】8/1、打撃主要3部門すべてで5位以内を達成。

大谷が8月1日時点で打撃主要3部門すべてで5位以内を達成。
ア・リーグ本塁打ランキングでは断トツトップの39本、さらに打率.304(ア・リーグ5位)、打点81(同2位)と打撃主要3部門はすべてトップ5に食い込んでいる。

 

そのうえ、投手としても現地7月28日のデトロイト・タイガース戦でメジャー初完投&初完封の1安打ピッチングで今季9勝目を挙げ、奪三振数ではア・リーグ3位の156個を奪っている。

 

この大谷の記録は、“103年ぶり”となる快挙。
1920年以来、8月に入ってから打撃三冠部門で、ナ・リーグまたはア・リーグでトップ5にランクイン」した選手は140例。
さらにその中で、「8月1日以前に投手として試合に出場」した選手は2人だけだった。
その二人は、「1920年ベーブ・ルース 2023年の大谷翔平」。

 

さらに、8/3には、大谷翔平は、投手でありながら、打撃主要3部門でトップ3に入った。
本塁打39本塁打はでア・リーグ1位(両リーグトップ)、81打点は同2位、打率・307は同3位。
11年ぶり三冠王に現実味を帯びてきた。

 

③【打&走】8/8、114試合で40本塁打&15盗塁はメジャー史上最速

8/7、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、1打席目にシングル・ヒットを打った後、二盗を成功させ、シーズン「15盗塁」とした。
8/3には、「40本塁打」を達成していて、チームの最初の115試合以下での40本塁打と15盗塁の達成は、120試合以下で記録した選手は、他に1998年のケン・グリフィーJr.(117試合で達成)だけで、115試合以下で達成した選手としては、大谷はMLB史上初の選手となった。

 

ちなみに、この年、グリフィーJr.は、56本塁打と20盗塁を記録した。
1シーズンに50本塁打以上と20盗塁以上、50-20を達成した選手は、グリフィーJr.を含めて、MLB史上4人のみ。
1955年に51本塁打と24盗塁のウィリー・メイズ、1996年に50本塁打と21盗塁のブレイディ・アンダーソン、2007年に54本塁打と24盗塁のアレックス・ロドリゲス
大谷は、彼らに続き史上5人目となれるかもしれない。

 

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複数シーズンでの「40本塁打&150奪三振」達成は、MLB史上初。

複数シーズンでの「40本塁打&150奪三振」達成は、MLB史上初。

 

8/3、大谷は本拠地でのマリナーズ戦に「2番・DH兼投手」で先発出場。
投手としては4回3安打無失点のところで指のけいれんにより降板したが、4奪三振を記録した。

打者としては、投手降板後もプレーを続けて2打数2安打2四球1盗塁で出塁率は100%。8回には弾丸ライナーで2年ぶり2度目の40号ホームランを放っている。

2シーズン(2021年と2023年)で「40本塁打&150奪三振」を達成したのは、MLB史上初の記録。
1シーズンでも達成した選手は大谷の他にはいない。

 

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2年連続二桁勝利&二桁本塁打&「10勝&40HR」のダブルでMLB史上初の偉業

2年連続二桁勝利&二桁本塁打 &「10勝&40HR」のダブルでMLB史上初の偉業

 

大谷翔平(29)は8/9日(日本時間8/10)、本拠地でのジャイアンツ戦に「2番・投手兼指名打者」で先発フル出場。
6回3安打1失点(自責点0)で今季10勝目(5敗)を挙げ、MLB史上初となる2年連続の「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の偉業を成し遂げた。


ベーブ・ルースも1918年の1度しか達成(13勝、11本塁打)できなかった記録を、大谷は2度達成した史上初の選手となった。


さらに、打者としてすでに40本を放っている大谷は、「10勝&40本塁打」も達成し、これもMLB史上初の記録となり、1日でWのMLB史上初の記録を同時に2つ達成して見せた。

 

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8月後半は残念ながら、大谷が、右靭帯の損傷で、今シーズンの投手登板を断念してしまいました。
ただ、今シーズン残した偉業は決して消えるものではなく、後世に残る大記録であり、
打者としては、まだ、「日本人初の50本塁打&ホームラン王」というとてつもない偉業が残っています。

残り一ヶ月を切ったとシーズン、大谷の全力プレーを最後まで楽しませてもらいましょう。