ドジャースの大谷翔平は昨年、自身初、日本人としても初のメジャーのホームラン王になりました。
今年、ドジャースに移籍でア・リーグからナ・リーグに移り、ナ・リーグでもホームラン王になれるでしょうか。
両リーグでのホームラン王は、長いメジャーリーグの歴史でも、両リーグでMVPを獲得したのは1961年にナ・リーグのレッズ、66年にア・リーグのオリオールズでMVPを獲得したフランク・ロビンソン選手だけ。24年シーズンに大谷選手がドジャースでMVPを獲得すれば、58年ぶりの史上二人目の偉業となります。
また、2年連続ホームラン王となれば、日本人としても当然史上初の快挙。
大谷翔平が今季ホームラン王になれるか検証したいと思います。
大谷翔平の過去3年のホームラン数のペース
大谷翔平が二刀流で大ブレークした2021年から2023年までの直近3年間どれほどのペースでホームランを量産したのか。
他のライバル選手と比較してまとめてみました。
ナショナル・リーグでの昨年2023年のホームランランキング
大谷翔平は昨年まではエンゼルスに在籍していたので、ア・リーグでした。
今季はFAでドジャースに移籍し、ナ・リーグで戦うことになります。
ナ・リーグにはどんな強打者がいるのか、昨年のナ・リーグのホームランランキングをまとめました。
2023年 ホームランランキング | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
順位 | ナ・リーグ・選手 | チーム | 本塁打数 | 順位 | ア・リーグ・選手 | チーム | 本塁打数 | |||
1位 | マット・オルソン | ブレーブス | 54 | 1位 | 大谷 翔平 | エンゼルス | 44 | |||
2位 | カイル・シュワーバー | フィリーズ | 47 | 2位 | アドリス・ガルシア | レンジャーズ | 39 | |||
3位 | ピート・アロンソ | メッツ | 46 | 3位 | ルイス・ロベルトJr. | ホワイトソックス | 38 | |||
4位 | ロナルド・アクーニャJr. | ブレーブス | 41 | 4位 | アーロン・ジャッジ | ヤンキース | 37 | |||
5位 | マーセル・オズーナ | ブレーブス | 40 | 5位 | ラファエル・デバース | レッドソックス | 33 | |||
6位 | ムーキー・ベッツ | ドジャース | 39 | 5位 | コーリー・シーガー | レンジャーズ | 33 | |||
7位 | オースティン・ライリー | ブレーブス | 37 | 7位 | フリオ・ロドリゲス | マリナーズ | 32 | |||
8位 | マックス・マンシー | ドジャース | 36 | 8位 | ヨルダン・アルバレス | アストロズ | 31 | |||
9位 | ホルヘ・ソレア | マーリンズ | 36 | 8位 | アイザック・パレデス | レイズ | 31 | |||
10位 | フアン・ソト | パドレス | 35 | 8位 | スペンサー・トーケルソン | タイガース | 31 |
本塁打数は投手のレベルにも関係しますが、オルソン、シュワーバー、アロンソ、アクーニャJr.と、ア・リーグよりも強力なホームランバッターが揃っていますね。
今季のナ・リーグホームラン王予想(アメリカデータサイト「ファングラフス」)
アメリカデータサイト「ファングラフス」では、成績予想システムというものがあり、例年、シーズン開始前に選手の成績予想を掲載しています。
そのシステムでは今季のナ・リーグのホームランランキングはどうなっているのか?
大谷は今年、強打者の揃うナ・リーグで何本、打てるか?ホームラン王になれるか?
表にまとめてみました。
今季のナ・リーグホームラン王予想(アメリカデータサイト「ファングラフス」) | |||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
順位/成績予想システム | ZiPS | 本塁打数 | ZiPS DC | 本塁打数 | Steamer | 本塁打数 | Depth Charts | 本塁打数 | ATC | 本塁打数 | THE BAT | 本塁打数 | THE BAT X | 本塁打数 | |||||
1位 | ロナルド・アクーニャJr. | 43 | ロナルト・アクーニャJr. | 42 | ピート・アロンソ | 42 | ピート・アロンソ | 41 | ピート・アロンソ | 41 | マット・オルソン | 43 | カイル・シュワーバー | 42 | |||||
2位 | 大谷翔平 | 38 | 大谷翔平 | 40 | カイル・シュワーバー | 42 | ロナルド・アクーニャJr. | 40 | カイル・シュワーバー | 41 | ピート・アロンソ | 42 | マット・オルソン | 40 | |||||
3位 | カイル・シュワーバー | 38 | フェルナンド・タティスJr. | 39 | マット・オルソン | 41 | マット・オルソン | 40 | マット・オルソン | 40 | カイル・シュワーバー | 41 | ピート・アロンソ | 39 | |||||
4位 | マット・オルソン | 37 | カイル・シュワーバー | 39 | 大谷翔平 | 40 | カイル・シュワーバー | 40 | オースティン・ライリー | 38 | 大谷翔平 | 39 | 大谷翔平 | 39 | |||||
5位 | ピート・アロンソ | 37 | マット・オルソン | 38 | ロナルド・アクーニャJr. | 38 | 大谷翔平 | 39 | 大谷翔平 | 38 | オースティン・ライリー | 38 | ロナルド・アクーニャJr. | 38 | |||||
6位 | フェルナンド・タティスJr. | 36 | ピート・アロンソ | 38 | フェルナンド・タティスJr. | 37 | フェルナンド・タティスJr. | 37 | ロナルド・アクーニャJr. | 35 | ムーキー・ベッツ | 35 | オースティン・ライリー | 38 | |||||
7位 | オースティン・ライリー | 34 | オースティン・ライリー | 35 | オースティン・ライリー | 35 | オースティン・ライリー | 36 | フェルナンド・タティスJr. | 33 | フェルナンド・タティスJr. | 34 | フェルナンド・タティスJr. | 36 | |||||
8位 | ムーキー・ベッツ | 31 | ムーキー・ベッツ | 32 | ムーキー・ベッツ | 33 | ムーキー・ベッツ | 32 | ムーキー・ベッツ | 33 | ロナルド・アクーニャJr. | 33 | ムーキー・ベッツ | 32 | |||||
9位 | テオスカー・ヘルナンデス | 30 | ジェイク・バーガー | 31 | ホルヘ・ソレア | 32 | マニー・マチャド | 31 | ジェイク・バーガー | 30 | ホルヘ・ソレア | 30 | マーセル・オズーナ | 30 | |||||
10位 | ウィリー・アダメス | 28 | ブライス・ハーパー | 30 | マニー・マチャド | 32 | ブライス・ハーパー | 30 | マーセル・オズーナ | 30 | マーセル・オズーナ | 30 | ホルヘ・ソレア | 30 | |||||
ノーラン・ゴーマン | 28 | ノーラン・ゴーマン | 30 | ホルヘ・ソレア | 30 | マックス・マンシー | 30 | ||||||||||||
マーセル・オズーナ | 30 | マーセル・オズーナ | 30 |
大谷翔平の本塁打数予想(アメリカデータサイト「ファングラフス」) | ||
---|---|---|
成績予測システム | 本塁打数 | ナ・リーグ順位 |
ZiPS | 38本 | 2位 |
ZiPS DC | 40本 | 2位タイ |
Steamer | 40本 | 4位 |
Depth Charts | 39本 | 5位 |
ATC | 38本 | 4位タイ |
THE BAT | 39本 | 4位タイ |
THE BAT X | 39本 | 3位タイ |
成績予想システムの予想の結果は以下となりました。
メジャーデビューで53本を放ちホームラン王を獲った生粋のホームランアーティスト、ピート・アロンソが3票
昨年41本盗塁73を達成し大ブレイクしたロナルド・アクーニャJr. が2票
昨年54本でホームラン王を獲得したマット・オルソンが1票
22年のホームラン王カイル・シュワーバーが同じく1票
[結果まとめ]
成績予想システムはピート・アロンソが2024年のホームラン王になると予想しました。
大谷がホームラン王になると予想したシステムは残念ながらまさかのゼロでした。
今季、強豪のドジャースに移ったことで、一番ベッツ三番フリーマンとメジャーを代表する強打者に囲まれた大谷。
それによりエンゼルス時代の四球で勝負を避けられていたのに比べ、ホームランを打つチャンスは間違いなく増えそうです。
オープン戦も好調なので、今年もホームランはかなり量産できそうです。
ただ、ナリーグにはロナルド・アクーニャJr.とマット・オルソンというブレーブスの強打者やアロンソやシュワーバーなどホームランアーティストがたくさんいますのでホームラン王争いは、かなり熾烈なものになるとは思います。
ただ、これまで悪い予想をことごとくはねのけ、期待以上の活躍を見せてきた大谷翔平なら、2年連続&両リーグでのホームラン王は十分達成が可能かと思います。
ぜひ、今季のドジャースの活躍とともに、大谷翔平の偉業への道を応援しましょう。
メジャーリーグ中継を無料で観る方法