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大谷翔平、史上初の2度目の満票MVP受賞!

大谷翔平2度目の満票MVP受賞!

 

大谷翔平が、11/16日(日本時間17日)ア・リーグMVPを受賞した。
自身2021年以来2年ぶり2度目。
日本人の2度目の受賞は、2001年のイチローの記録(1度)を更新。
2度目の「満票」でのMVP受賞は、メジャーリーグ史上初の快挙となった。

 

 

20220925_超RIZIN

 

米メジャーリーグの記者投票によるMVPが16日(日本時間17日)、発表され、ア・リーグは大谷翔平選手(エンゼルス)が2年ぶり2度目の受賞。1931年に創設され、93年の歴史を持つ同賞では史上初となる2度目の満票選出となった。日本選手では01年にイチロー(マリナーズ)が受賞しているが、2度は初めての偉業。

メジャー6年目の大谷は投打同時出場23試合を含む135試合に出場。打者としてはア・リーグ最多の44本塁打を放ち、初の打撃タイトルを獲得し、リーグ1位の出塁率(・412)、両リーグ最高の長打率(・654)&OPS(1・066)をマークした。他の打撃部門はリーグ4位の打率・304&102得点、95打点、20盗塁だった。

投手としては2年連続2桁勝利となる10勝を挙げて防御率3・14。規定投球回には届かなかったが、132イニングを投げて167三振を奪い、被打率・184をマーク。右肘じん帯損傷と右脇腹痛のため、シーズンを完走できなかったが、ベーブ・ルースがなしえなかった前人未踏の2年連続2桁勝利&2桁本塁打を達成し、今季も二刀流で活躍した。

チームの勝利への貢献度を示す指標で、評価基準の一つになっているWAR(Baseball Reference)は打者として6・0、投手として4・0、計10・0を記録。最終候補に残ったセミエンの7・4、シーガーの6・9を大きく上回っていた。

アリーグMVPの最終候補3人の今季成績比較

今季のアリーグMVPの最終候補は、
エンゼルスの大谷翔平(29)、レンジャーズのコーリー・シーガー内野手(29)、レンジャーズのマーカス・セミエン(34)の3人。
なんといっても、大谷は日本人初のホームラン王を獲得。
それぞれの成績は以下の通り。

 

アリーグMVPの最終候補3人の今季成績比較

 

20220925_超RIZIN

 

ア・リーグ最終候補3人の得票数

大谷は、自身2度目の満票受賞。
レンジャースの二人はワールドシリーズで優勝し、シーガーはシリーズMVPを受賞したが、公式戦のMVP投票は、ポストシーズン前に行われるため、そこでの二人の活躍は考慮されていないのも満票受賞に影響したとも思われる。

 

最終候補3人の得票数

 

過去3年のアリーグのMVP

大谷は、2021年に満票MVP、2022年は2021年と同等の成績を残したがアリーグホームラン記録を更新したジャッッジにMVPを譲る形になった。ジャッジはメジャーの大記録を更新したがそれでもジャッジは満票受賞はできず、大谷翔平には2票の1位票が入った。そして、2023年の今季は過去最高の成績を残しもはや大谷に敵はいなかった。

 

過去3年のアリーグのMVP

 

満票MVP受賞はメジャーリーグ史上初

満票MVP受賞はメジャーリーグ史上初



20220925_超RIZIN

 

MVPは、全米野球記者協会の記者30人が1位から10位までを連記する投票方式で、最も得票数を取った選手が受賞する。「満票受賞」は、記者30人全員が1位票を投じて受賞すること。

大谷は2021年に続いて、全員から1位票を得て420点を獲得しMVPを受賞した。

これまで満票MVP受賞は、現行の記者投票制となった1931年以降、2021年の大谷まででわずか19人。

21世紀に入ってからは02年バリー・ボンズ(ジャイアンツ)、09年アルバート・プホルス(カージナルス)、14年マイク・トラウト(エンゼルス)、15年ブライス・ハーパー(ナショナルズ)、21年大谷(エンゼルス)と5人しかいなかった。
また、19人中15人のチームが優勝(10人がリーグ優勝、7人が世界一)し、残る4人中3人もチームは2位ながら優勝争いに貢献している。つまり21年大谷だけがチームは優勝戦線から遠ざかり4位、勝率5割未満だった。
そして今年も同じ、4位、勝率5割未満でのMVP受賞は、チームの成績を抜きにしても個人の高いパフォーマンスを評価された結果といえる。

これまで2度、満票でMVPを受賞した選手はいず、2度目の満票MVPを受賞した大谷はメジャーリーグ史上初の選手となった。


来年は打者専念となるが、どんな成績を残し来年もMVPを獲得できるか今から楽しみですね。