WBCでも活躍し、鳴り物入りで大型契約でレッドソックスに入団した吉田正尚。
小さい体ながら「マッチョマン」と呼ばれるほど鍛え抜かれたフィジカルから生み出されるパワーと勝負強さで一年目から大活躍した。
《吉田正尚 メジャー1年目の成績》
打率 .289(4位)、155安打(18位)、15本塁打、72打点、8盗塁、0PS.783(26位)
イチロー超えの日本人初の8試合連続マルチ安打
レッドソックス・吉田正尚は、前半戦ラストの7/9(日本時間7/10)のアスレチックス戦で吉田は6回裏の第3打席にショートへの内野安打、8回の第4打席に今季10号となる決勝ソロホームランで、この日もマルチヒットを放ち打率を.316(この時点でア・リーグの打率部門で3位)とした。この日のマルチヒットで、連続マルチ安打をなんと7試合まで伸ばした。
この7試合連続マルチ安打は、レッドソックスでは1942年のジョニー・ペスキー以来の快挙。
さらに、日本人では稀代のヒットメーカーであるイチローの記録(2010年5月)にルーキーイヤーの一年目で並んだ。
イチロー以外にも福留孝介や青木宣親といった名だたるヒットメーカーでさえ成し得なかった記録を1年目の前半戦に達成した。
さらに、7/14(日本時間7/15)、オールスター明けに、シカゴ・カブスとの一戦で5打数2安打をマークし8試合連続マルチ安打を達成。これで、遂にシーズン安打記録を持っているイチロー超えを果たし、日本人史上最長記録を達成した。
2.7試合連続 イチロー(5回(2001年、2003年、2007年、2009年、2010年))
3.5試合連続 イチロー(21回)、青木宣親(1回)、福留孝介(1回)、松井稼頭央(1回)、松井秀喜(1回)、岩村明憲(1回)
1年目前半戦OPS.874で日本人歴代1位
吉田は前半戦最後の試合を決勝10号を含む7戦連続マルチ安打と最高の形で前半戦を終えた。
この前半戦の強打者の証である「OPS」(出塁率+長打率)は.874。
1年目の「OPS」は.874は、日本人では、イチローの.848を上回る日本人歴代1位となった。
マルチ安打記録に続いて、1年目OPS記録と、メジャーデビュー戦で早くもイチローの二つの記録を超えた。
2024年、2年目のシーズンに吉田はどんな記録を打ち破っていくのだろうか。吉田ならまたイチロー超えをし世界を驚かせるだろう、今から楽しみですね。