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大谷翔平が昨年オフ移籍した「ドジャース」は、「エンゼルス」と比べどんなチーム?

ドジャース対エンゼルス

 

エンゼルスに在籍していた大谷翔平が、昨年12月、FA(フリーエージェント)権を行使し、MLB史上最高の7億ドル(約1,000億円)の契約金でロサンゼルス・ドジャースへの入団が決まった。

ロサンゼルス・エンゼルスから、ロサンゼルス・ドジャースへの移籍。
同じロサンゼルスにあるチームですが、エンゼルスとドジャースにはどれほどの違いがあるのでしょうか。
今回は、エンゼルスとドジャースの違いを『歴史』『強さ』『人気』『チーム年棒』『昨年の成績』の5項目を元に見ていこうと思います。 Embed from Getty Images Embed from Getty Images

 

 

歴史

ロサンゼルス・ドジャースは、ナショナルリーグ西地区に所属するチーム。
本拠地はカリフォルニア州ロサンゼルスにあるドジャー・スタジアム。
創立は1883年の伝統のある球団。
MLB屈指の名門で、人気、実力共リーグトップクラス。

対して、ロサンゼルス・エンゼルスは、アメリカンリーグ西地区に所属するチーム。
本拠地はカリフォルニア州アナハイムに所在するエンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム。
創立は1961年と比較的歴史の浅いチーム。
1997年から2003年まではウォルト・ディズニー・カンパニーが経営に携わっていた。

ロサンゼルスでは、ドジャースの方が遥かに歴史のある名門チームなので歴史ではドジャースに軍配。

 

強さ

続いては、チームとしての強さについての比較。

名門ドジャースのこれまでの実績は伝統の球団に違わぬ素晴らしいものがあります。
地区優勝は通算21回。
リーグ優勝は通算24回。これはナショナルリーグ1位(MLB全体ではニューヨーク・ヤンキースが1位に次いで2位)。
ワールドシリーズ優勝は7回。ワールドシリーズ初優勝は遅くて1955年。初優勝までに10回のリーグ優勝をしているが、ワールドシリーズは勝てなかった。当時は東海岸のニューヨーク市ブルックリンに本拠地があり、同じ本拠地だったヤンキースとの対戦が多く1955年に6回目の挑戦で初めてヤンキースを破ってワールドシリーズを初制覇しました。

1958年に西海岸のロサンゼルス移転後のワールドシリーズ優勝は、6回を数える。
2009年にMLBで3球団目となる通算1万勝を到達。
2012年シーズン終了時点で、優勝決定プレーオフ進出回数が30球団の中で最多と安定感抜群のチームです。

対して、エンゼルスは、地区優勝は9回。
リーグ優勝、ワールドシリーズ優勝はともにわずか1回のみ。
その1回はともに2002年のシーズン。

ドジャースの歴史の半分にも満たないとはいえ、ドジャースとの実績、戦力差は大きいですね。
強さでもドジャースに軍配。

 

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人気

ドジャースはリーグでも屈指の人気チーム。
エンゼルスもドジャース程でないにしろ、そこそこの人気球団でもあります。
以下の3つのポイントから両チームの人気を比較してみたいと思います。

Naosoutaのブログを参考にさせていただきました。

1 )SNSフォロワー数(Facebook、X、Instagramのトータル)

1位 1512.0万 ニューヨーク・ヤンキース 
2 986.9万 ロサンゼルス・ドジャース
3 927.8万 ボストン・レッドソックス
4 771.5万 シカゴ・カブス
5 606.6万 サンフランシスコ・ジャイアンツ


14位 409.9万 ロサンゼルス・エンゼルス

全30チーム中、ヤンキース、ドジャース(大谷、山本)、レッドソックス(吉田)がトップ3。エンゼルスは409.9万で、30チーム中14位。

 

2 )観客動員数

1試合あたりの観客動員数は、

1位 47,671人 ロサンゼルス・ドジャース
2 40,994人 セントルイス・カージナルス
3 40,207人 ニューヨーク・ヤンキース 
4 38,641人 アトランタ・ブレーブス
5 36,931人 サンディエゴ・パドレス


13位 30,339人 ロサンゼルス・エンゼルス
※2022年のデータ

ここでも、ドジャースは、トップ3に入っています。
エンゼルスは、30,339人で、30チーム中13位。

 

3 )人気選手の所属数

「MLBネットワーク」で発表された人気選手が所属しているチームを人数でランキング。

1位 8人 ヒューストン・アストロズ
  (ヨーダン・アルバレス9位、他)
1 8人 ニューヨーク・メッツ
  (ジャスティン・バーランダー14位、他)
3 7人 トロント・ブルージェイズ
  (ブラディミール・ゲレーロJr.18位、他)
3 7人 アトランタ・ブレーブス
  (オースティン・ライリー20位、他)
3 7人 フィラデルフィア・フィリーズ
  (トレイ・ターナー11位、他)


8位 5人 ロサンゼルス・ドジャース
  (ムーキー・ベッツ4位、他)


17位 2人 ロサンゼルス・エンゼルス
  (大谷 翔平1位、マイク・トラウト3位)
※2023年のデータ

ドジャースは5人(ムーキー・ベッツ4位、他)で8位でした。
エンゼルス2人(大谷翔平1位、マイク・トラウト3位)で17位でした。

以上、三項目からみて人気でもドジャースに軍配となりました。

 

チーム年棒

年棒は選手の評価を表しているので、チーム年棒が高いということは高い年棒のスター選手をどれだけ多く抱えているかの指標になります。もちろんチームの財政力にもよりますが、チーム年棒が高いチームは少なくともチームが(戦力に投資していることで)勝利に強い思いを持っているかどうかの判断材料にもなります。

1位 $303,921,666  約452.8億円 ニューヨーク・ヤンキース
2 $295,351,859  約440.1億円 ニューヨーク・メッツ
3 $253,473,141  約377.7億円 ヒューストン・アストロズ
4 $238,812,617  約355.8億円 フィラデルフィア・フィリーズ
5 $232,575,000  約346.5億円 アトランタ・ブレーブス


8 $214,901,666  約320.2億円 ロサンゼルス・ドジャース


12位 $173,858,094 約259.0億円 ロサンゼルス・エンゼルス
※2024年のデータ

大谷・山本を獲得し、かねてから金満球団と言われるドジャースは8位($214,901,666約320.2億円)と意外にも低く、
エンゼルスは12位($173,858,094 約259.0億円)となりました。

平均が$161,172,932 約240.1億円のようですから、両チームとも平均より高年棒選手を複数名抱えているチームで、勝利への意識も平均以上にはあるようです。

ただ、どちらかに勝敗をつけるとなるとドジャースに軍配。

 

昨年の成績

昨年の両チームの打撃・投手成績・地区順位を比較しました。

昨年の打撃成績 打率 本塁打 打点 得点 四球 盗塁 長打率
ドジャース .276(7位) 249(2位) 877点(2位) 906点(2位) 644(2位) 105(19位) .455(2位)
エンゼルス .245(18位) 231(5位) 708点(14位) 739点(16位) 518(19位) 72(29位) .426(8位)
昨年の投手成績 防御率 失点
ドジャース 4.06(13位) 699(11位)
エンゼルス 4.64(23位) 829(24位)
昨年の順位 地区順位
ドジャース ナショナルリーグ西地区1位(5チーム中)
エンゼルス アメリカンリーグ西地区4位(5チーム中)

 

まとめ

以上の5項目で勝敗をつけると、ドジャースの5勝0敗という結果になりました。

エンゼルスも決して人気がない球団ではなく、むしろ上位に入る人気球団ですが、
それ以上にドジャースは、トップクラスの人気球団。
さらに、実力もあり、メディアの注目度もエンゼルスとは比べものにならないようです。

エンゼルスからメジャー屈指の人気と実力を持った超名門ドジャースへと移籍した大谷選手。

同じロサンゼルスながら環境が大幅に変わる大谷選手はメディア対応には今まで以上に大変になるでしょうが、メンタルの強い大谷選手なら、逆に注目度の高さを生かしてロサンゼルスのファンのみならず全米の野球ファンを熱狂させてくれるはずです。

今シーズンからついに始まる「ドジャース・大谷選手」の活躍が楽しみでならないですね。

20220925_超RIZIN